利用者規約

前文: この利用規約(以下「本規約」といいます。)は、MyShelter合同会社(以下「当社」といいます。)が提供する緊急時プライベート避難サービス「MyShelter」(以下「本サービス」といいます。)の利用条件を定めるものです。本サービスの利用を希望するお客様(以下「申込者」といいます。)は、本規約の内容を十分に理解し、本規約に同意の上で、本サービスの利用を申し込むものとします。

第1条(定義)

本規約において使用する用語の定義は、次の各号に定めるとおりとします。

  1. 「当社」 とは、MyShelter合同会社をいいます。
  2. 「本サービス」 とは、当社がオーナーとの間で締結する優先利用契約に基づき確保した協力物件への利用権を、当社と利用契約を締結した会員に対し、月額定額制で付与し、緊急時における当該協力物件への避難誘導及び関連情報の提供等を行うサービスの総称をいいます。
  3. 「会員」 とは、本規約に同意の上、当社所定の手続に従って本サービスの利用申込を行い、当社がその利用を承諾した者をいいます。
  4. 「オーナー」 とは、協力物件の所有者であって、当社との間で別途定める「緊急時優先利用契約」を締結した者をいいます。
  5. 「協力物件」 とは、オーナーが所有し、当社との間で優先利用契約が締結された、本サービスにおいて一時的な避難場所として会員に提供される可能性のある空き家等の物件をいいます。
  6. 「緊急時」 とは、地震、台風、洪水その他の自然災害等の発生により、またはその発生のおそれがあるとして、当社ウェブサイト上での告知、会員への個別通知、または公的機関からの避難指示等に基づき、当社が本サービスの提供が必要であると判断した状況をいいます。
  7. 「標準世帯」 とは、月額基本料金の算定基礎となる世帯構成単位をいい、大人2名、18歳未満の子供2名、及びペット3匹までを上限とします。
  8. 「ペット」 とは、会員が同伴避難を希望する、犬、猫、その他当社が別途定める細則において受け入れを認める愛玩動物をいいます。ただし、特定動物や大型動物(体重25kg以上を目安とする)など、当社の基準により受け入れが困難な場合があります。
  9. 「追加構成員」 とは、標準世帯の範囲を超える、会員と生計を同一にする同居の親族またはペットであって、追加料金の支払対象となるものをいいます。
  10. 「利用期間」 とは、第5条(利用期間・延長)に定めるところにより、会員が協力物件を利用できる期間(初期利用期間及び延長期間)をいいます。
  11. 「協力金」 とは、オーナーが当社に対し緊急時利用権を許諾し、所定の義務を履行することへの対価として、当社がオーナーに支払う金銭をいいます。
  12. 「利用料金」 とは、月額基本料金、追加構成員料金、延長料金その他本サービスの利用に関して会員が当社に支払うべき金銭の総称をいいます。

第2条(本サービスの内容)

  1.  本サービスは、会員が当社に支払う月額利用料金を対価として、当社が第1条に定める緊急時において、会員に対し、当社が確保した協力物件への利用権を付与し、当該協力物件への避難誘導及び関連情報の提供等を行うものです。
  2.  本サービスは、前項に定める利用権の付与及び避難誘導等を主たる内容とするものであり、協力物件の特定の状態(安全性、清潔性、快適性、ライフラインの稼働状況等)や、避難生活に必要な全ての設備・備品(寝具、食料、飲料水、医薬品、衛生用品、通信手段等を含みますが、これらに限りません。)を保証するものではなく、また、宿泊施設が通常提供するような人的サービス等を提供するものではありません
  3.  協力物件の利用は、原則として会員1契約につき1物件とします。
  4.  会員は、本規約および別途当社の定める細則等に従い、ペットを同伴して協力物件を利用することができます。ペットの同伴にあたっては、会員は事前に当社に対し、種類、頭数、サイズ等を正確に申告し、当社の指示に従うものとします。
  5.  当社は、割り当てられた協力物件が利用不能となった場合に備え、代替となる協力物件への誘導に努めますが、災害の状況等により、その提供を保証するものではありません。
  6.  本サービスに含まれる「避難誘導及び関連情報の提供等」には、避難場所までの物理的な移動支援(送迎等)や、生活必需品の調達・提供は含まれないものとします。

第3条(利用契約の成立)

  1.  本サービスの利用を希望する申込者は、本規約及び当社が別途定めるプライバシーポリシーの内容に同意の上、当社ウェブサイト上の申込フォーム等、当社所定の方法により、当社が指定する情報(氏名、住所、連絡先、家族構成、同伴予定ペット情報、支払情報等)を正確に提供して、利用申込を行うものとします。
  2.  当社は、前項の申込に対し、当社所定の基準に基づき審査を行い、当社が申込を承諾する場合には、申込者に対し、その旨を当社所定の方法(電子メール等)で通知します。
  3.  当社が前項の承諾通知を発信し、申込者に到達した時点もって、申込者と当社の間に本サービスの利用契約(以下「本契約」といいます。)が有効に成立するものとします。
  4.  当社は、申込者が次の各号のいずれかに該当すると判断した場合、その申込を承諾しないことがあります。なお、当社は不承諾の理由について、申込者に対し開示する義務を負わないものとします。
    (1)  申込内容に虚偽、誤記、または記入漏れがあった場合。
    (2)  申込者が指定した支払方法が利用停止となっている場合、または過去に当社に対する利用料金の支払を遅延もしくは不履行したことがある場合。
    (3)  申込者が、別途当社が定める「反社会的勢力の排除に関する表明・確約書」に違反した場合、または反社会的勢力等(暴力団、暴力団員、その他これらに準ずる者をいいます。)であることが判明した場合。
    (4)  過去に当社との契約に違反したことがある、または契約を解除されたことがある場合。
    (5)  本サービスの提供が技術的または運営上困難であると当社が判断した場合(希望エリアに利用可能な協力物件がない場合、受け入れ困難なペットの同伴を希望する場合など)。
    (6)  その他、当社が会員として不適当であると合理的に判断した場合。

第4条(利用料金及び支払方法)

  1.  月額利用料金 本サービスの月額利用料金は、当社ウェブサイト上の「料金プラン」ページに定める月額基本料金および追加構成員料金の合計額とします。
  2.  延長料金 会員が、第5条に定める初期利用期間を超えて協力物件の利用を継続する場合の延長料金については、同条の定めに従うものとします。
  3.  支払方法 利用料金の支払方法は、当社指定のクレジットカードによる毎月自動決済とします。
  4.  支払時期
    (1)  初回の支払: 本契約成立時に、初月分の月額利用料金を直ちに決済するものとします。
    (2) 2回目以降の支払: 翌月以降、毎月の契約成立日に応当する日(以下「月次契約日」といいます。)に、翌月分の月額利用料金を決済するものとします。(該当する日がない月は、その末日とします。)
  5.  支払遅延 会員が利用料金の支払を遅延した場合、当社は年14.6%の割合による遅延損害金を請求できるものとします。また、2ヶ月分以上の利用料金の支払がない場合、当社は第10条(当社による契約解除)に基づき、本契約を解除できるものとします。
  6.  料金の改定 当社は、経済情勢の変動または本サービスの内容の変更等により、利用料金を改定する必要が生じた場合、**第13条(本規約の変更)**に定める手続に従い、利用料金を変更することができるものとします。

第5条(利用期間及び延長)

  1.  初期利用期間 本サービスの緊急時における利用期間は、会員からの当社所定の方法による協力物件への到着連絡があった日時(以下「利用開始日時」といいます。)から起算します。月額基本料金には、利用開始日時から起算して72時間(3日間)の協力物件の利用(以下「初期利用期間」といいます。)が含まれます。
  2.  継続利用特典 当社は、会員が本契約を1年間継続するごとに、前項に定める初期利用期間を24時間(1日間)ずつ延長するものとします。ただし、追加される延長日数の上限は最大7日間とします。
  3.  延長の条件及び手続
    (1)  会員は、初期利用期間(前項の特典による延長を含む)の満了後も、行政による避難指示等が継続している場合、または自宅等の安全確保ができず帰宅困難な状況が続いていると当社が合理的に判断する場合に限り、利用期間を延長することができます。
    (2)  延長を希望する会員は、現在の利用期間が終了する12時間前までに、当社所定の方法にて延長の申請を行うものとします。
  4.  延長料金及びその支払
    (1)  延長は1日単位とし、延長料金は、当社ウェブサイト上の「料金プラン」ページに定める日額料金(大人1名、子供1名、ペット1匹ごとの料金)とします。
    (2)  会員は、延長料金を、延長期間が開始する前までに当社指定の方法により支払うものとします。当社にて延長料金の支払が確認できた時点で、延長手続が完了するものとします。
  5.  最大利用期間 初期利用期間と延長期間を合わせた本サービスの最大利用期間は、利用開始日時から起算して33日間とします。
  6.  利用期間の終了 利用期間は、次の各号のいずれかの事由が発生した時点で終了するものとします。
    (1)  初期利用期間または延長された利用期間が満了したとき。
    (2)  会員が期間満了前に自主的に退去し、当社にその旨を通知したとき。
    (3)  第10条(当社による契約解除)に基づき、本契約が解除されたとき。
  7.  退去義務 会員は、理由の如何を問わず、利用期間が終了した際には、直ちに協力物件を明け渡すものとします。

第6条(協力物件の利用における遵守事項)

会員は、協力物件の利用にあたり、次の各号に定める事項を遵守しなければなりません。

  1.  善管注意義務: 当社の指示及び本規約、当社が別途定めるガイドライン等に従い、善良なる管理者の注意をもって協力物件及びその付帯設備・備品等を利用すること。
  2.  目的外利用の禁止: 協力物件の利用は、本規約に基づく一時的な緊急避難目的に限定し、他の目的で利用しないこと。
  3.  利用者の限定: 協力物件を利用できるのは、契約者本人および事前に当社に届け出た構成員・ペットのみとし、当社の承諾なく第三者を立ち入らせ、または宿泊させないこと。
  4.  火気の使用: 協力物件内での火気の使用は原則として禁止します。ただし、備え付けのコンロ等を、当社が定めるガイドラインに従い安全に使用する場合はこの限りではありません。
  5.  喫煙: 建物内は全て禁煙とします。
  6.  騒音・近隣配慮: 終日、大声や大きな音を出すなど、近隣住民の迷惑となる行為を行わないこと。
  7.  清掃・ゴミ処理: 利用期間中、利用した範囲の清掃を行い、衛生的な状態を維持するよう努めること。また、発生したゴミは、当社の指示または当該地域のルールに従い適切に処理すること。
  8.  ペットに関するルール: 同伴するペットは常に会員の管理下に置き、別途定めるペットに関する細則を遵守すること。
  9.  鍵の管理: 協力物件の鍵を善良なる管理者の注意をもって保管し、紛失・破損した場合は直ちに当社に報告すること。鍵の復旧・交換等にかかる費用は会員の負担とします。
  10.  原状変更の禁止: 当社の承諾なく、協力物件の現状を変更する行為(造作、改造、模様替え、釘打ち等)を行わないこと。

第7条(会員の義務等)

  1.  届出情報の維持: 会員は、氏名、住所、連絡先、家族構成、同伴ペット情報など、当社に届け出た情報が常に正確かつ最新であるように維持し、変更があった場合は速やかに当社所定の方法で届け出る義務を負うものとします。
  2.  報告義務:
    (1)  会員は、協力物件到着後、速やかに当社指定のチェックリストに基づき物件の状態を確認し、異常や問題を発見した場合は直ちに当社へ報告する義務を負います。会員がこの報告を怠った場合、退去時に発見された汚損・破損等については、会員によるものと推定されることがあります。
    (2)  会員は、利用期間中に人的事故や物的損害が発生した場合、直ちに当社へ報告する義務を負います。
  3.  持参物の準備: 会員は、避難生活に必要な食料、飲料水、寝具、医薬品、衛生用品、ペット用品等を、自己の責任において事前に準備・持参するものとします。
  4.  保険加入の推奨: 当社は、会員が自身の故意・過失による損害賠償責任に備え、個人賠償責任保険またはそれに類する保険に加入することを強く推奨します。

第8条(当社の義務)

  1.  本サービスの提供: 当社は、会員に対し、有効な本契約に基づき、本規約に定める範囲で緊急時利用権およびそれに付随するサービスを提供する義務を負うものとします。
  2.  情報提供及び誘導: 当社は、災害情報等を監視し、当社が定める基準に基づき、会員に対して避難開始の判断を推奨し、避難に必要な情報(割り当てられた協力物件の所在地、アクセス方法等)を提供するよう努めるものとします。
  3.  協力物件の維持管理: 当社は、協力物件のネットワークを維持管理するよう努めるものとします。また、協力物件について、年に4回程度の基本的な状況確認を実施します。ただし、この確認は物件の完全な安全性を保証するものではなく、隠れた瑕疵については責任を負うものではないことを、会員はあらかじめ承諾するものとします。
  4.  連絡調整: 当社は、緊急時における会員からの問い合わせに対応する窓口を設置し、会員とオーナー間で物件利用に関して問題が発生した場合には、その連絡調整及び初期対応を行うものとします。
  5.  個人情報保護: 当社は、会員およびオーナーの個人情報を、別途定めるプライバシーポリシーに基づき適切に取り扱う義務を負うものとします。

第9条(免責及び責任の制限)

  1.  当社は、次の各号に定める事由により会員に生じた損害等については、当社の故意または重大な過失による場合を除き、一切の責任を負わないものとします。
    (1)  地震、台風、洪水、津波等の天災地変、火災、停電、通信回線障害、戦争、暴動、テロ行為、法令の制定改廃、その他当社の合理的支配を超える不可抗力。
    (2)  当社の定期点検では発見できなかった協力物件の隠れた瑕疵に起因する損害。
    (3)  災害自体を直接の原因とする協力物件の損壊または利用不能。
    (4)  協力物件における電気、ガス、水道等のライフラインの供給停止または不安定な状態。
    (5)  会員自身の故意・過失、または本規約違反に起因する損害。
    (6)  会員の持参物の盗難、紛失、または破損。
    (7)  オーナーの責に帰すべき事由により、協力物件が利用できなかった場合。
  2.  当社が会員に提供する各種情報(避難情報、交通情報、公的支援情報等)は、その完全性、正確性、最新性を保証するものではなく、会員は自己の責任と判断において情報を利用するものとします。
  3.  協力物件への移動手段の確保および移動中の安全は、会員の自己責任とします。
  4.  本サービスの利用に関連して当社が会員に対して損害賠償責任を負う場合であっても、その賠償額は、当該損害が発生した月に会員が当社に支払った月額利用料金の額を上限とします。また、当社は、付随的損害、間接損害、特別損害、将来の損害及び逸失利益にかかる損害については、賠償する責任を負わないものとします。

第10条(契約期間、更新及び解約)

  1.  契約期間 本契約の有効期間は、第3条に定める契約成立日から3ヶ月間とします。
  2.  契約の更新 期間満了の1ヶ月前までに、会員または当社から、当社所定の方法による更新しない旨の意思表示がない限り、本契約は同一条件でさらに3ヶ月間自動的に更新されるものとし、以降も同様とします。
  3.  会員による中途解約 前項の定めにかかわらず、会員は、当社所定の方法により解約を申し出ることにより、申し出があった月の翌月末日をもって本契約を解約することができます。
  4.  当社による契約解除 当社は、会員が次の各号のいずれかに該当した場合、何らの催告をすることなく、直ちに本契約を解除することができるものとします。
    (1)  第4条に定める利用料金の支払を2ヶ月分以上怠ったとき。
    (2)  申込内容に重大な虚偽があったことが判明したとき。
    (3)  第3条第4項(3)に定める表明・確約に違反したとき。
    (4)  その他、本規約の重大な義務に違反し、信頼関係を破壊するに足る事由があったと当社が合理的に判断したとき。

第11条(損害賠償)

 会員は、自己またはその同伴者(ペットを含む)の故意または過失により、当社、オーナー、または第三者に対して損害を与えた場合、その損害を賠償する責任を負うものとします。

第12条(個人情報の取扱い)

  1.  当社は、会員の個人情報を、当社が別途定めるプライバシーポリシーに基づき、適切に取り扱うものとします。
  2.  会員は、本サービスの申込及び利用にあたり、当社のプライバシーポリシーの内容を確認し、これに同意するものとします。
  3.  会員は、本サービスの円滑な提供(緊急時における協力物件への入退去の連絡・調整等)のため、当社が必要最小限の会員に関する情報(構成人数、ペットの有無及び種類等)を協力物件のオーナー等に提供することに、あらかじめ同意するものとします。

第13条(本規約の変更)

  1.  当社は、本サービスの改善、関連法令の改正、社会情勢の変化その他相当の事由があると認める場合には、民法第548条の4の規定に基づき、本規約を変更することができます。
  2.  当社は、前項の変更を行う場合、変更後の本規約の効力発生時期及び変更内容を、効力発生日の相当期間前(原則として30日前)までに、当社ウェブサイトへの掲載その他当社が適当と判断する方法により、会員に周知するものとします。
  3.  変更後の本規約の効力発生日以降に、会員が本サービスを利用した場合、または次項に定める期間内に解約の手続をとらなかった場合には、当該会員は変更後の本規約に同意したものとみなします。
  4.  会員は、変更後の本規約の内容に同意しない場合には、当社が別途定める場合を除き、変更後の本規約の効力発生日の前日までに当社所定の方法により本契約を解約することができます。

第14条(準拠法及び管轄裁判所)

  1.  本規約の解釈にあたっては、日本法を準拠法とします。
  2.  本規約または本サービスに関して会員と当社の間に紛争が生じた場合には、さいたま地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
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